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numéro 41
前回、初めて文法についてまともに取り挙げましたが、今後の予定としては、基本的には従来通り会話表現を主体とした上で、数回ごとに最低限の内容のみ文法にも触れていきたいと考えています。

今回は、前回取り挙げた動詞の活用の補足です。

前回の「
er型動詞」と共に、単語の数も多く使用頻度も高い動詞の型に
ir型動詞」
re型動詞」
oir型動詞」

があります。
それぞれ、語尾が
"ir" "re" "oir" で終わる動詞です。

ir型動詞」の例として、使用頻度の高い"finir (終わる)" を活用させてみます。
je finis 私達 nous finissons
tu finis あなた(達) vous finissez
il finit 彼等 ils finissent
彼女 elle finit 彼女等 elles finissent
となり、語尾だけ取り出すと
s 私達 ssons
s あなた(達) ssez
t 彼等 ssent
彼女 t 彼女等 ssent
となります。

これが「
ir型動詞」の語尾変化です。

ir型動詞」は、「er型動詞」に比べると例外がかなり多いのですが、例外の動詞全てがバラバラに活用変化するのではなく、例外の中でもいくつかの主だった型があります。

"courir (走る)" を例にとってみましょう。語尾をで記します。
je cours 私達 nous courons
tu cours あなた(達) vous courez
il court 彼等 ils courent
彼女 elle court 彼女等 elles courent

また、 "ouvrir (開ける)" では
je ouvre 私達 nous ouvrons
tu ouvres あなた(達) vous ouvrez
il ouvre 彼等 ils ouvrent
彼女 elle ouvre 彼女等 elles ouvrent
となります。

ここでお気付きになられた方もいらっしゃると思いますが、前回取り挙げた「
er型動詞」の活用と、部分的に非常に似ていますよね。

er型動詞」の活用語尾は
e 私達 ons
es あなた(達) ez
e 彼等 ent
彼女 e 彼女等 ent
でしたね。

見比べてみるとお判りの通り、上記の
"courir" の場合、単数形(私・君・彼・彼女)は「ir型動詞」の語尾活用と同じ、複数形は「er型動詞」の語尾活用と同じです。
更に
"ouvrir" になると、「er型動詞」と全く同じ活用をしているのがお判り頂けると思います。
このように、不規則に変化する動詞も大抵は基本の型の応用ですので、まずはその元になる「型」を覚えることが第1となります。その上で、新しい動詞に出会うたびに活用を調べて、もし不規則動詞だったら語尾をよくチェックして、「これは
courir型」「これはouvrir型」と、頭の中の「不規則動詞の小箱」に分類して入れていけばいいのです。

残り
2つの「re型動詞」と「oir型動詞」ですが、これらは基本になる1つの型というのはなく、いくつかの型に分かれています。
よく使う動詞で、主な型の例を挙げておきます。


<être (英語のbe動詞)>
je suis 私達 nous sommes
tu es あなた(達) vous êtes
il est 彼等 ils sont
彼女 elle est 彼女等 elles sont

<faire英語のdo)>
je fais 私達 nous faisons
tu fais あなた(達) vous faites
il fait 彼等 ils font
彼女 elle fait 彼女等 elles font

<prendre英語のtake)>
je prends 私達 nous prenons
tu prends あなた(達) vous prenez
il prend 彼等 ils prennent
彼女 elle prend 彼女等 elles prennent

<avoir英語のhave動詞)>
j'ai 私達 nous avons
tu as あなた(達) vous avez
il a 彼等 ils ont
彼女 elle a 彼女等 elles ont

<vouloir英語のwant)>
je veux 私達 nous voulons
tu veux あなた(達) vous voulez
il veut 彼等 ils veulent
彼女 elle veut 彼女等 elles veulent

これらは型の一部にすぎませんが、その少ない例の中でもよく比較してみると、様々な傾向というものが見えてくると思います。
1人称単数(私)・2人称単数(君)は語尾が同じ物が多い。
1人称単数・2人称単数の語尾が " s " の動詞は3人称単数は " t " である事が多い。
ほとんどの型の複数形は「
er型動詞」によく似ている。
などなど。
いずれにしろこれらの動詞は、いずれもマガジンで早々に取り挙げたことでもお解りの通り最重要動詞ですので早目に覚える必要があります。

フランス語を習得する上で、確かに動詞の活用は難関ですが、基本の型の活用を覚えてしまえば、あとはほとんどその組み合わせなどの応用の連続ですので覚えるスピードも上がってきます。頭の中のそれぞれの小箱の中身が増えるに従って、新しい動詞に出会った時にどの小箱に放り込めば良いか即座に判断できるようにもなります。
そして最終的に活用が苦にならなくなる「晴れの日」が必ず来ますので、最初は、苦しんで覚えることを楽しみましょう。


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